「うちの子、最近うんちが出ないみたい…」
「トイレで泣いてしまうこともあって、見ていてつらい」
そんなお悩み、意外と多くのご家庭で聞かれます。特に3歳〜7歳ごろの子どもたちは、トイレトレーニングの途中だったり、食事や生活リズムが変化したりすることで便秘を起こしやすくなります。この記事では、便秘の原因から、生活・食事・習慣・必要に応じた薬までを解説します。

どうしよう!1週間もウンチが出てない…

それは大変!便秘は病気の一種と言われているから、一緒に対応してみよう
まず、なぜ子どもが便秘になってしまうのかを知ることが大切です。
子どもの便秘、どうして起こるの?
● 主な原因は以下のようなものです:
- 水分不足:活動量が多いのに水分をあまりとらない子が多く、便が硬くなりがちです。
- 食物繊維の不足:野菜嫌いや偏食で、食物繊維が足りなくなりがちです。
- 排便習慣の乱れ:トイレに行くのが面倒、遊びに夢中で我慢するなど。
- ストレスや環境の変化:入園や引っ越し、家族の変化などでも影響が出ることがあります。

引用元:アルピナウォーター
子どもが遊び半分で水分補給ができるので、ウォーターサーバーもオススメです。
続いて
子どもの便秘を防ぐための生活「リズム」をご紹介です。
【生活編】リズムを整えて、便秘を防ぐ基本習慣
● 起床後のコップ一杯の水
朝起きたら、常温の水をコップ一杯飲ませましょう。これだけでも腸が動き始めます。
常温より冷水のほうが効果的なのですが、子どもの腸には刺激が強すぎるようなので、まずは常温から始めましょう。

引用元:いらすとや
● 朝ごはんをしっかり食べる
朝食には腸を刺激する効果があります。炭水化物+水分+果物や野菜が理想です。
- 例:ごはん+味噌汁+バナナ
- 例:食パン+ヨーグルト+キウイ
特に味噌汁は、水溶性の食物繊維が多いレタスなどを入れるだけで効果をUPさせられるし、簡単なのでオススメです。味噌自体に効果があるので、味噌汁のほうが良いのですが、私は味噌を溶かすことすら面倒に思うことも多いので、コンソメスープにすることもあります。

引用元:味の素
● トイレタイムを毎日決める
毎朝同じ時間にトイレに座る習慣をつけましょう。たとえ出なくてもOK。「出す」というより「座る」を習慣化します。
ママ友は「お風呂の前」に設定して、便秘を解消&すぐお風呂なので清潔なおしりを保てたようです。
自分がフォローしやすいタイミングでいいので、毎日の習慣にできるように私も頑張っています!
さて
お次は大事な食事編。食事はは便秘改善のカギ。食物繊維や腸内環境を整える食品を意識的に取り入れましょう。
【食事編】便秘解消に効果的なおすすめ食材
● 食物繊維が豊富な食材
- 野菜類:さつまいも、かぼちゃ、ブロッコリー、にんじん
- 果物類:バナナ、りんご(皮ごと)、キウイ、みかん
- 海藻・きのこ類:わかめ、ひじき、えのき、しいたけ
- 豆類:納豆、大豆、枝豆
かぼちゃは特におすすめ! 甘みがあり、子どもも喜びます。ふかして、おやつにするのも◎。同じような印象ですが、サツマイモは便を固める効果があるので、食物繊維は豊富ですが便秘解消により適しているのはカボチャです。
● 発酵食品をプラス
- ヨーグルト(無糖タイプが理想)
- 味噌(味噌汁に)
- 納豆(苦手な子にはチーズやのりで混ぜてもOK)
発酵食品は腸内の善玉菌を増やし、腸の動きを助けてくれます。

引用元:ヤクルト
一番おすすめは「ヤクルト ミルミル」。我が家では便秘解消の救世主的存在。いつも飲んでいては効果が半減するのですが、ここぞ!というときに使うと1時間程度で何かしらの反応があります。
● 飲み物の工夫
- 水分は一日 800ml〜1L程度 が目安。
- 甘いジュースよりも 白湯や麦茶 がおすすめ。
- 便秘気味の子には「プルーンジュース」「オリゴ糖入り飲料」も検討を。
【習慣編】楽しく続ける“うんち習慣”
「うんちは健康のバロメーター」。でも子どもにとってはちょっと難しい話。だからこそ、楽しく習慣づけましょう。
● トイレ絵本・ごほうびシールを活用
便秘っ子には「うんち」がテーマの絵本や、毎日トイレに座ったら貼れる「ごほうびシール」が効果的です。
おすすめ絵本:
- 『うんちしたのはだれよ!』(ヴェルナー・ホルツヴァルト/評論社)
- 『うんちっち』(トイレトレーニングにも人気)

引用元:KF STUDIO
● トイレの環境を整える
- 足がぶらぶらしないよう足台を設置
- 楽しいポスターや好きなキャラクターのトイレグッズを使う
「トイレは怖くない、楽しい場所」と思えることが大切です。
【薬・サプリ編】どうしても出ないときは?
生活改善や食事に気をつけても便秘が続く場合、医師の指導のもとで薬を使うことも検討されます。
● 小児科で処方されることが多い薬
- 酸化マグネシウム(整腸・便をやわらかくする)
- ラクツロースシロップ(乳糖から作られた緩やかな下剤)
これらは依存性が少なく、安全性も高いため、小児科でもよく使われます。
● 市販で使えるサプリや整腸剤(医師に相談を)
- ビオフェルミン子ども用(整腸剤)
- オリゴ糖シロップ(ヨーグルトなどに混ぜられる)
- 便秘対策グミ(子ども向け食物繊維補助食品)
- キシリトール入りチョコ(キシリトールは多く食べるとおなかが緩くなる効果があります)
- マルツエキス

引用元:和光堂
そうはいっても、サプリや薬に頼りすぎず、食事と生活が基本であることをお互い忘れないようにしましょうね。
【ママ・パパへのメッセージ】
子どもの便秘は、親子ともにストレスになりやすいもの。でも「うんちが出ない」ことを叱らず、温かく見守ることが一番大切です。
無理やり出そうとすると、排便に対する恐怖や苦手意識を育ててしまうこともあります。「出たらスッキリするよ」「毎日トイレに行って偉いね」と、プラスの言葉がけを心がけましょう。
まとめ:便秘は毎日の小さな工夫で変わる!
便秘の解消には、特効薬よりも「毎日の積み重ね」が効きます。
- 朝の水分と朝食
- 食物繊維+発酵食品
- トイレの楽しい習慣づけ
- 必要に応じて医師の相談
親子で一緒に「うんちが出るって気持ちいいね!」と言える日を目指して、少しずつ生活を見直していきましょう。

私も汚れパンツを洗う日々。一緒にモチベーションを保ちながら過ごしましょう!
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